肉じゃがを作る!
肉じゃがは、日本に肉食文化が根付き始めた明治時代に発案された料理であることは有名な話です。肉じゃがの味付けに砂糖と醤油を使うのは、すき焼きに代表される明治時代の肉食文化の名残であるといえます。
肉じゃがの発祥
肉じゃがの誕生に大きく関わったのが、旧日本海軍の立役者である東郷平八郎です。肉じゃがの元になった料理は東郷がイギリス留学時代に食べていたビーフシチューといわれています。しかし、海軍のコックはビーフシチュー自体を見たことも食べたことも無かったので試行錯誤して、リクエスト通りの「牛肉とじゃがいもが入った汁物料理」として肉じゃがを持っていったといわれています。
肉じゃが発祥の地は?
肉じゃが発祥の起源は旧日本海軍にあったということは一般的にも認知されている話ですが、「どこで生まれたのか」という問題が未解決のままなのです。現在、「肉じゃが発祥の地」として名乗りを上げているのが京都府の舞鶴市と広島県の呉市です。舞鶴・呉ともに旧海軍基地があった都市で、東郷が赴任していたという経歴があること、海軍式肉じゃがのレシピが伝わっていることなどを根拠に挙げていますが、決定的な証拠が両者ともに無いため「両方とも発祥の地である」という形になっています。
「肉じゃが」の作り方
肉じゃがが旧海軍の看板料理となった理由として、「栄養をバランスよく取れる」ことが挙げられます。肉じゃがが家庭料理として普及したのも、この栄養バランスの良さにあるといえます。
材料(一人分)
牛肉スライス…100g程度、たまねぎ…1/2個、ニンジン…1/2本、ジャガイモ…2個、糸こんにゃくまたはしらたき…1/2袋、砂糖…大さじ1杯、醤油…大さじ2杯、みりん…大さじ1杯、油…大さじ1杯、水…カップ3杯
作り方
野菜類は皮を剥き、食べやすい大きさに切りそろえておきます。特にジャガイモは煮崩れを防ぐために、角をカットする「面取り」をしておきます。牛肉や糸こんにゃくも三等分程度に切っておきます。しらたきを使う場合はお湯に浸けて戻しておきます。鍋に油を引き、牛肉を炒めます。肉に火が通ったら野菜と糸こんにゃくを入れて炒めていきます。野菜に火が通ってきたら水を入れ、火を弱めて煮込んでいきます。アクは小まめに取り除きます。10分程度煮込んだら、砂糖・醤油・みりんを入れて味付けし更に20分程度煮込みます。煮詰まってきたら火を止めて、器に盛り付けて出来上がりです。
入れる具材の違い
肉じゃがは地域によって入れる具材が変わってきます。肉じゃが発祥の地を有する西日本では牛肉が使われていますが、関東では豚肉を使うことが多いようです。また、さやいんげんを具材として使うこともあります。このような具材の違いは、地域性や栄養面の充実などが理由になっているといえます。
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